江戸時代末期、幕府は函館開港に伴って防御性に優れた奉行所を築造しました。近代技術を取り入れたその城郭の名は次のうち、どれでしょうか?
( 正解率は 90 % )正解!
ざんねん…
答えは「五稜郭(ごりょうかく)」
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ペリーの来航によって鎖国政策が崩れ去ったあと、下田と箱館が開港地として決定されました。函館開港を目前にした幕府は、外国との交渉や蝦夷地防衛などを担当する箱館奉行を配置します。
厳しい気候による生活環境や、幕府の威厳に関する問題、そして艦船からの標的になりやすいという理由から、奉行所は内陸の平坦地へ移転させることが決められました。
四方に土塁を巡らせた中央に役所を配置し、水堀で囲む形態が計画され、ヨーロッパで発達した城郭都市をモデルにしたのが五稜郭でした。近世ヨーロッパ式城郭で見られる構造である稜堡が5ヶ所設置されており、五稜星形の平面形状は大きな防御構造を持つものでした。
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